こんばんは。BARハコニト高橋です。
クニガマエにト(口にト)で「図書館」と読むので
「図書館みたいなバー」→口にト→ハコにト→ハコニト
ということで、
「BARハコニト」という名前になったのですが。
オープンする前、
店の名前を決めるの、結構ものすごく迷って。
コレ!って決定するまで、めちゃくちゃ時間かかりました。
いろいろな案があったので
「ハコニト」という店名にたどり着くまでの別案はこんなのがありました。
というのを振り返ろうかと思います。(ロゴはイメージ)
案①「灯」
「ウイスキーと本」というコンセプトだけは決めていたけど、店の名前とか思いつかない…。
と思って、とりあえずシンプルがいいだろうとまず考えたのが「灯」
チャップリンの映画「 街の灯 」をイメージした名前です。
読み方の候補は「あかり」だけではなく、
自分の名前とも掛けて
「とも(灯すのとも)」
「てい(音読み/名前のイニシャルT)」
という候補もあったのですが、
シンプルで覚えやすいメリットがある反面、そこまでのインパクトがないというデメリットもあり。
最初に考えた店名で最後のほうまで候補で残ってた名前です。
シンプルに「街の灯」もよかったのかも。
案②「BARしにがみ」
これだけ、コンセプトが違う「ホラーバー」。
ブックバーも名古屋では珍しいけど、色物じゃなくほんきでホラーバーやるんだったら、
さらにニッチになるからそれはそれで面白かったかも
「BARしにがみ」という名前は、自分がまだお店やるって誰にも言ってなかったとき、
たまたまよく行くお店の人が
「自分でお店やるときは「バー死神」って店にしようかなっていうのも考えてた」
みたいな話をしていて。
その名前もいいなぁ。と思って。パクりかけました…。
でも、自分ぽくないので。
「バー死神」はちょっと地下にあるかっこいいロックバーっぽい名前ですよね。
案③「休みの日の甘露」
もともと、会社を辞めずに休みの日にだけお店やろうと思っていたので、考えた名前。
でも、会社辞めて平日にもやることになったので「平日の甘露」…?「毎日の甘露」…?
ん?甘露?となって、この名前はやめました。
案④「ビブリオフィリア」
「ビブリオフィリア」とは愛書家のこと。
「本とウイスキー」というコンセプトは決めていて、
本のほうをというのを前に出したかったので
「本っぽい名前」と思って考えた名前。
自分で考えといて、なんか恥ずかしい感じがして。
そして、愛書家の定義「“書籍”という物体を愛する者である」というのがちょっと違うような。
「ビブリオマニア」「本の虫」「Bookworm」…いろいろ考えましたが
やめました。
案⑤「ハコニト」
5番目に出てきたのが、最終的に決めた「ハコニト」という店名。
店をやるということは決めたけど店名を決めきれてなかったときに
「お酒の美術館」という店でお客さんに「お酒の図書館でいいじゃん」と言われて
いや、さすがにそれはちょっと。とおもいつつ
ロゴはがクニガマエにトをデザイン化したやつがいい!
という天啓を受け。
そのロゴで、なんていう名前にする?って考えた候補としては
「バー図書館(なんか固い)」
漢字とかいろいろ混ざるやつよりシンプルがいい。
アルファベットはやめよう。読めない。
カタカナとひらがなだったらカタカナが好き。
というわけで、カタカナの名前にしようと思い。
「トモカク(この読み方は無理がある)」
「カクト(三文字しっくりこない)」
「シカクト(なんとなく微妙)」
「カクニト(口感がない)」を経て
「ハコニト」という候補が出てきたのですが
デメリット「覚えてもらえにくそう」で決めきれずとりあえず保留。
案⑥「書よむ月日(ふみよむつきひ)」
ハコニトで、ぐるぐるしている中考えすぎて
「ウイスキー要素も入れるべきでは…」となって考えたやつ。
スコットランドの詩人・ロバートバーンズさん(ウイスキー好きでもある)の
蛍の光の歌詞(日本語版と元は内容だいぶ違う)から。
意外と気に入っていた名前。
ハコニトの反応悪かったら、この名前になっていたかも。
最終案
最終「ハコニト」「書読む月日」「灯」で悩んで、
とりあえず、自分の名前入ってるのちょっと恥ずかしいから「灯」はやめて
「クニガマエにトで「図書館」って読むので、それをロゴにしたくて…ハコニトっていう名前で考えてます」
という話をしたら「それめちゃくちゃいいですね!!」
と、すごく評判よかったので、背中押されて。
カタカナでハコニトだと、カフェっぽいかなと思って、とりあえず「バーですよ」というのが伝わるように
頭にBARを付けて「BARハコニト」という名前になりました。
店名候補の段階では一応「わかりやすく間違えにくい店名」を目指していたのですが、
結局ちょっと覚えづらい名前になってしまいました。
デメリット「覚えてもらえにくそう」は解消できず、
「ハニコト」「ハニトコ」「ハトニコ」とよく間違えられます。
由来を話すと、結構納得してもらえて、間違いも少なくなります。
そんな経緯で命名された「BARハコニト」名前だけでも憶えてください。